初めまして。ワンたです。
今日は、ミネラル検査について聞いていきます。
まずは、なぜ被毛(毛髪)ミネラル検査をお勧めするのですか?
被毛(毛髪)ミネラル検査は、様々な理由からお勧めしています。
詳しくは下の黒板から見てみましょう。
わんにゃんも人も同じですのです。
被毛(毛髪)ミネラル検査をお勧めする理由
- なんと言っても「痛みがない!!」
- 3ヶ月間の平均を見ることができる
- 検査結果で様々なことが見えてくる
- 良かれと思っていやていることが、実は…。そんなことのないように。
なんと言っても「痛みがない!!」
また、暴れるのを抑えて採血をすることで、血液検査の結果に変化が出てきてしまいます。
興奮によって、ある項目の数値が上がる→「この数値が高いので○○に問題の可能性が。」
→「とりあえず、このお薬を飲ませてください。」
↑
興奮して数値が上がっただけなのに必要のないお薬を飲ませなければならないことも…。
被毛(毛髪)ミネラル検査は、おうちで根本から3cm程度を0.1g採取するだけでOK
場合によっては、ブラッシング時の被毛でも可能です。
3ヶ月の平均を見ることができる
いることもあります。
特にミネラルであるナトリウム、カリウム、クロール(いわゆる電解質検査)の血液検査の
結果は、あまり変化が現れません。現れた時には手遅れになることも…。
これは、体の素晴らしい働きに、体内を一定に保つ「ホメオスタシス」とい言う反応があります。
この反応によって、その都度その都度一定に保っているのです。
毛髪(被毛)ミネラル検査は、3ヶ月の平均を見ることができます。
被毛や毛は1ヶ月に1cm程度伸びるので3cmと言うことは3ヶ月分となるのです。
ちなみに6ヶ月前の情報を見たい場合には、根本から6cmのところカットして
毛先側を検査に出すことでわかります。(あまり意味はないかもしれませんが…)
検査結果で様々なことが見えてくる
動物病院や病院ではないので、病名や診断を出すことはできません。
それでも、現在の状況が色々とわかることで早めの対策につながります。
- 一部のビタミン、ミネラルの過不足
参考ミネラルのコバルトを見ることでビタミンB12の状況が見えてきます。
鉄、銅、亜鉛など手作り食で不足しがちなミネラルの過不足を見ることができます。 - 有害金属の排出、暴露状態
水銀、カドミウム、鉛、ヒ素、アルミニウムなど見ることができ、排泄の状態や
デトックス後の確認も可能です。
※数値が高いから体内に溜まっていると言うわけではなく、排泄ができていると言う場合も
ありますので、必ず専門家に確認をしていただくことをお勧めします。 - ストレス状態
ナトリウムとカリウムのバランスでストレス状態を見ることができます。
- 栄養状態
カルシウムとマグネシウムのバランスで栄養状態を見ることができます。
- 疲労状態
ナトリウムとカルシウムのバランスで疲労状態を見ることができます。
- 消化機能
- 有害金属における問題(病気やうつ、攻撃性)の可能性
良かれと思っていることが実は…
犬は、肉食と言うことでお肉をたくさん食べさせている方、「○○には何肉がいいよ」と言われ
お肉を多くあげている方…
犬が肉食か雑食かはいいとして
「肉をあげすぎると体内のリンが増えて、カルシウムが減っちゃうよ」「リンが多くなりすぎるから肉は良くない」って聞きませんか?
リンが多すぎると確かに体内に問題を起こし、病気になることがあります。
でも、足りているのか過剰なのかどうやってみていますか?
良かれと思ってお肉をたくさん食べさせていること
良かれと思って手作り、総合栄養食、プレミアムフードなどを食べさせているあなた
良かれと思って手作りにして、きちんと亜鉛などのミネラルや栄養状態をみたことがありますか?
あなたの判断ではなく
あなたは、あなたのわんにゃんは、なんと言っていますか?きちんと観て、聞いてみてください。
あなたの体、あなたのわんにゃんの体は、なんと言っています?きちんと検査してみてください。
本当に色々なことがわかるのですね。
ですね。
これらの情報から、今後気をつけなければいけないことや
今できることを考えていただくことで
より健康に近づいていけると考えているよ。
犬も猫も人も情報に惑わされず
しっかりと自分のことわんにゃんのことを観て、聞いて
健康を考えて欲しいです。。
ご注意
毛が抜けたり、痒がったり、食欲がなかったり
した時に検査をすることは可能なのかしら。
検査をすることは可能です。
ただし、指定の動物病院で行う場合を除き、診断、治療を行うことはありません。
「痒いのが中々良くならない」「脱毛が中々良くならない」などミネラルバランスの問題や有害金属の問題ということもあります。検査結果を動物病院にお持ちいただき治療時の一つの
判断材料として使っていただくとより良い診察、治療を行っていただけるかもしれません。
検査の結果次第で、専門の獣医師に受診していただくことも可能です。
動物病院以外でのカウンセリングは、検査の結果からその子の状態をお話しさせて
いただきます。情報を共有している獣医師の指導のもとアドバイスを行うこともあります。
そして、飼い主さんとして何ができるか一緒に考えより良い暮らしになれるよう
アドバイスをしていきます。
カウンセリングでは、診断や治療方針をアドバイスするわけではありません。